一般のサラリーマンにとって,家は人生最大の買い物と言いますが,大きな買い物には大きな支出が伴います。「純金融資産」を増やすには?でも示したように,ローンは,負債「借金」であり,元金が大きいほど,借入期間が長いほど支払う金利が大きくなります。
新お金持ちの方程式でも紹介した「金持ち父さん貧乏父さん 」では,貧乏父さんは「家は資産」,金持ち父さんは「家は負債」と考えており,ロバート・キヨサキは「持ち家は資産でも投資でもなく『負債』」としています。
住宅ローンシミュレーションによれば,借入額=2000万円,元利均等払い,借入金利3~5%,返済期間10~30年とすると,返済額は,単純計算で次表のようになります。当たり前ですが,借入金利が高いほど,返済期間が長いほど,返済金額は大きくなります。やはり,住宅ローンは,人生最大の負債ですね。
私は,30代で住宅ローンを組んで,父母+夫婦+子供で暮らす注文住宅を地方都市で建てました。衣食住の基本である家は,家族が仲良く暮らすことができる場所であり,年月が経つと劣化しますがそれなりに価値がのある資産です。しかし,住宅ローンは,長年に渡って元金+利息を支払う必要があり,間違いなく負債です。
つまり,家は資産ですが,住宅ローンは負債ということです。新お金持ちの方程式に基づくと,資産である家は買ってもよいのですが,負債である住宅ローンは,出来るだけ金額を少なく,金利を低く,短期間で返済すべきです。サラリーマンにとって,住宅ローンは,人生で最も大きな負債です。お金持ちになるには,資産である家は買っても良いが,住宅ローン=負債はできだけ少なくすることが大切です。
住宅ローン=負債を抑える方法については,住宅支出の削減で述べたいと思います。
コメント