人生の3大・5大支出では,住宅支出を除いて教育資金,老後資金を削減のするのは難しいので,5大支出の中の車関連費用と保険費用の削減について検討すべきだと述べました。保険と言うと,生命保険,医療保険,火災保険の他,車関連費用の削減でも述べた自動車保険など様々なものがあります。ここでは,これらの保険費用の削減について検討します。
先に述べた住宅支出の削減では,最初の家は,中小住宅メーカーのコンパクトな家で我慢して,住宅支出と住宅ローンを抑え,お金持ちになってから,少し余裕のある最新設備の家を建てるのが正しい選択だと述べました。
住宅ローンを借りた場合,団体信用生命保険(団信)に加入しますが,これは,住宅ローンを借りた人が死亡するか高度障害状態になった時にローン残高を全額返済する保険です。団信に加入したら,生命保険は,見直しをして少し保障を少なくするべきです。しかし,病気やケガをしたり,家が火災になっても,団信からローンは返済されませんので,医療保険や火災保険には入る必要があります。
車を買った場合には任意の自動車保険,バイクを買った場合には任意のバイク保険に加入する必要があります。また,自転車を買った場合は,自転車保険に加入するか自動車保険に付帯すると良いでしょう。
保険というのは,万が一に備えて入るものであり,様々な場合に備えて保険料が高くなるのは本末転倒です。保険に入る場合は,保険料に対する補償範囲と金額のバランスが大切であり,最低限の補償+自分の拘り部分の補償とすると,保険料が安くて良い補償内容になると思います。
そして,最も大切なのが,保険会社の選択です。住宅支出の削減でも述べたように,必ずしも日本の大手保険会社が良いとは限りません。従来の代理店やセールスマン・セールスレディを使った既存の保険は,店舗の維持費や人件費が保険料に上乗せされるので,どうしても高くなります。やはり,インターネットを使ったネット保険は,保険料が安くて保障内容も充実しています。
インターネット上には,保険の通信販売サイトや比較サイトが多数ありますので,これらのサイトにアクセスした上で,複数の会社から見積を取って比較検討した上で加入するのがベストです。保険会社に勤める親戚や友人に頼まれて高い保険に加入する人は,たぶんお金持ちになれません。また,自動車ディーラーなどで,セールスマンの進めるままに自動車保険に入る人も,お金持ちになる可能性が低いと思います。
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